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59らーめんのこだわり「卵編」その1チェンマイで生卵?

「うまくて号泣らーめん」で使っているたまごは、
生で食べられるほどの 新鮮さにこだわった生みたて卵!

長年チェンマイで卵販売をしているオーさんが厳選した卵を分けていただいています。

オーさんの卵と普通に売られている卵との違いをご紹介しますが、

でもまずは日本人なら誰もが気になるこちらの話を先に・・

卵を生で食べる?

私たちに日本人にとっては、卵は生でも食べられるもの。
でも、一歩日本をでれば、それがとても 独特な食文化であることがわかります。

ここタイでももちろん、生の卵を食する習慣はありません。
それどころか、生で卵を食べるなんて危ない!気持ち悪い!( ☉д⊙)
と思われてしまうことでしょう。

現在の日本では、産卵後すぐに採取された卵を、洗浄、殺菌して生食用として販売されています。

タイに日本と同レベルの検査機関があることは期待できませんが、
調べると、本来卵の内部にサルモネラ菌が侵入するのは10万分の1の確立と言われています。

ですから、サルモネラの危険に関してだけ言えば、
生まれてすぐの新鮮卵を、きちんとした方法でよく洗えば、食べられなくもないということです。

ただ、外側に小さなひびや傷があると、そこから中に菌が入ってしまいますから、
生で食べないほうが良いと言われています。

日本ではたまごの裏から光を当て、細かなヒビや割れがないかを検査しているそうです。
気になる方は、これも自分でできるかもしれませんね。

というわけで、ここタイで食べられる生卵というのは、
洗浄し、鮮度やヒビの確認をよくした上で、「自己責任で」食べる
ものが多いと思われます。

(洗浄は、サルモネラ菌が死滅するといわれる、55度以上の温水で行います。
やり方は一番下にリンクがあります。※本記事は生食をおすすめするものではありません。)

新鮮さが命

ですから、どうしても生で食べたい方にとって
まず新鮮であることこれは欠かせない条件なのです。

ある統計では、仮に卵の中にサルモネラ菌がいたとしても、
菌数はたまご1個当り数個程度で食中毒の心配はないとのこと。

でも、ある一定期間内を過ぎると、菌が急速に増殖を始めるそうなのです。
日本ではその研究に基づき、卵を生で食べられる期間が表示されています。

その期間は保存温度によって異なるようで、
冷蔵庫のように10度くらいで保存しているなら57日間。
29度だと15日間といわれています。

タイは40度近い気温ですから、常温で保存されていた卵は
あっという間に安全期間を過ぎてしまいます。

良い保存状態で、生まれて1-3日以内のもの以外は、生で食べない方がよいかもしれません。

一般に売られている卵は生で食べられる?

タイの市場に行けば、袋入りの卵をみかけます。
でも、こちらは卵の新鮮さを一切確認できないもの。
お店の方にタイ語で確認し、何を言われても信じるしかありません。

また、ロータスなどの大型スーパーで売られている卵は、日本と同じようにパックに入れられ、
消費期限もかかれていますが、問題はタイのスーパーでありがちな
強いエアコン、冷気に晒されていること。

ずっと一定の温度なら、冷たい場所での保存は良いのですが、問題は
倉庫や移動中にエアコンのない部屋とエアコンのききまくった部屋を行き来すること。

卵は温度差に弱いといわれているので、
それによって卵が汗をかき、腐敗が早まる可能性があります。
タイの温度差については言わずもがな・・

日本でさえ、スーパーでは常温で売られているのに、帰った自宅では冷蔵庫保存・・が多いのは
自宅の温度が一定でない、帰宅途中に高温にさらされる、等の理由があるようです。

買った卵に羽毛やフンが?!

タイでは、スーパーで買った卵にも、羽毛などがついてることが多く、
販売前には洗っていないのではないかと思います。

ただ、無洗卵のほうが、内部を守る成分を保ったままなので、
暑い国タイだからこその腐敗を防ぐ術なのかもしれませんね。

ですから食べる前には、生、過熱にかかわらず、
自分で良く洗ってから使うのがおすすめです。

きちんとした卵の洗い方はこちらを参照→
http://cookpad.com/recipe/295627

そんなタイの生卵事情ですが、いよいよ本題。
59ラーメンのゆで卵になっている、オーさんの卵の素晴らしさについては次回の記事で・・