【発酵の話 vol.9】
なぜ人は「麻辣(マーラー)」の虜になるのか?痺れる辛さの奥にある、発酵の魔法。
「辛い!痺れる!……でも、箸が止まらない」
一度ハマると無性に恋しくなる、あの不思議な中毒性。
皆さんも経験はありませんか?
その正体こそが、中国・四川を発祥とする「麻辣(マーラー)」の世界です。
■「麻(マー)」と「辣(ラー)」、ふたつの刺激
麻辣とは、性質の異なる2つの刺激が合体した言葉です。
「麻(マー)」= 痺れ(しびれ)
主役は花椒(ホワジャオ / 四川山椒)。柑橘のような爽やかな香りと共に、舌先をピリピリと心地よく麻痺させます。
「辣(ラー)」= 辛さ
主役は唐辛子。燃えるような辛みで体を内側から熱くし、爽快な汗を誘います。
実は、この「辛さと痺れ」は味覚ではなく「痛覚」として脳に伝わっています。
脳がその刺激を和らげようと快楽物質(エンドルフィン)を分泌するため、私たちの脳は「痛いのに心地いい、もっと食べたい!」と強く記憶してしまうのです。
■ ただ辛いだけじゃない。刺激を支える「豆板醤(発酵)」の力
しかし、スパイスの刺激だけでラーメンは美味しくなりません。
ただ辛くて痺れるだけでは、舌が疲れてスープを飲み干すことはできないのです。
麻辣の荒々しい刺激を包み込み、クセになる深いコクに変えている影の主役――
それが、発酵調味料「豆板醤(トウバンジャン)」です。
そら豆と唐辛子、塩をじっくりと時間をかけて熟成発酵させることで生まれる、濃厚なアミノ酸の旨み。
この発酵の旨みがスープの底にどっしりと横たわっているからこそ、花椒が鮮烈に香り、唐辛子の辛さが旨さに昇華します。
「刺激」×「発酵の旨み」
この完璧な計算があるからこそ、最後の一滴まで飲み干したくなる一杯が完成します。
【今週のオススメメニュー】
当店のスープとスパイス、そして発酵のコクが織りなす極上の刺激体験をぜひどうぞ!
🌶️ 麻辣シリーズ ラインナップ
麻辣ラーメン(汁有り):130 THB
麻辣汁なし麺(汁無し):130 THB
味噌麻辣ラーメン(汁有り):140 THB
味噌麻辣汁なし麺(汁無し):140 THB
ガツンとくる花椒の爽快な痺れ
唐辛子のホットな辛さ
スープの奥から湧き上がる熟成豆板醤と味噌のコク・旨み
ひと口すすれば、脳が覚醒するような心地よい刺激。
汗をかきながらスープを飲み干す爽快な「汁有り」か、タレとスパイスがダイレクトに太麺に絡みつく濃厚な「汁無し」か。お好みのスタイルでぜひご賞味ください!

